01.アトピーと経皮毒

経皮とは「皮膚を通り抜ける」ということです。

つまり「経皮毒」とは、「皮膚から体内に毒が入る」という意味です。
私たちが日常何気なく使用している日用品にも、毒が含まれているとはご存知でしょうか。

普段、何気なく使用しているシャンプーやリンス、メイク用品、洗剤、入浴剤・・・・・
多種多様な日用品に、経皮毒の影響を及ぼす有害な化学物質が使われています。

それらの化学物質は分子の構造が小さく、肌の毛穴などから簡単に体内に入りこみます。
しかも、問題なことは、「体内に取り込まれると簡単に体外に排出することが出来ない」ということです。

口から吸収する「経口吸収」は90%ほど毒素を排出できるのに対し、皮膚から吸収する「経皮吸収」は10%程度といわれています。そして、この経皮毒は、体に様々な影響を与えます。

特に、アトピーでお悩みの方は、この経皮毒から大きな影響を受けてしまいます。

というのも、アトピーの方は肌の保護膜(NMF・細胞間脂質等)が少なく、これらの毒素を直接肌の内部に簡単に侵入させてしまうからです。その結果、アトピー症状の悪化につながります。

この、肌から入り込む経皮毒、『有害化学物質』とは、一体何なのでしょうか。

化学物質は、私たちの日常生活であたりまえのように使われています。
食料品に含まれる添加物、家具、薬・・・。

化学物質は、現在8万種以上も存在しています。
全てが有害ではありませんが、人体への影響を完全に把握することは困難といわれています。

また、有害化学物質はこのうち1500種以上あるといわれ、例えば、「アスベスト」「ホルムアルデヒド」なども有名な物質です。人体に悪い影響を及ぼす有害物質に、経皮毒性のある化学物質も含まれています。

シャンプー、リンス、洗剤、クレンジング、洗顔用品、整髪料、殺虫剤など、身近な製品に含まれているのが、『合成界面活性剤』です。合成界面活性剤とは、水と油を混ぜる乳化剤のことで、油汚れを落とすことから、多くの製品に使用されています。

これは、リン脂質でできた細胞膜を破壊し、アトピー症状を悪化させ、肌をひび割れた状態にしてしまいます。血液に入れば、赤血球を破壊し、酸素の運搬能力が低下し、貧血になります。当然、肝臓の細胞組織が破壊され、機能障害を起こします。しかも、溶解剤と合成界面活性剤をあわせて使用してしまうと角質層が洗い流され、さらに経皮毒の影響を受けやすくしてしまいます。

アトピーの方は、これらの成分に注意し、安全性の高い日用品を選ぶように気をつけてください。

  1. アトピーと経皮毒
    経皮とは「皮膚を通り抜ける」ということです。つまり「経皮毒」とは、「皮膚から体内に毒が入る」という意味です。私たちが日常何気なく使用している日用品にも、毒が含まれているとはご存知でしょうか。
  2. アトピーと掻き壊し
    「掻くこと」はアトピーの最大の敵といわれています。「アトピーと掻くこと」についてお話をさせていただきます。
  3. アトピー症状を悪化させるアレルゲンの経路と種類
    アトピーの原因というと、卵や牛乳などの食べ物を思い浮かべる方が多いようです。 乳幼児のころは、卵や牛乳などの食べ物が多いようですが、以後は徐々に『環境アレルゲン』による影響が大きくなるようです。
  4. アトピーの原因 ~アレルゲンとは?~
    アトピーとは、遺伝性の先天的過敏症のことをいいます。そして、アトピー性皮膚炎とは、遺伝的にIgE抗体(免役グロブリンE)をつくりやすい体質の方が、『外から入ってくる抗原物質(アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こして出来る皮膚炎』のことを言います
  5. 年齢別アトピー症状
    主な年齢別のアトピー症状の特徴について書かせていただきます。
  6. アトピー性皮膚炎と湿疹の違い
    アトピーという言葉は、ギリシア語のatopiaからきており、「奇妙な」「分類のしようがない」という意味で、『いままでの医学的な概念があてはまらない不明な病気(皮膚炎)』と、とらえることができます。この病名だけがあまりにも有名になってしまったため、一般には、単なる湿疹やかぶれなどの皮膚炎までアトピーと呼ぶ傾向があるようですが、これは間違いです。アトピー性皮膚炎は、一時的な湿疹との違いを解説します。
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